フィギュアを真面目に考える
真面目に考えたくなった。
自分で作ることは考慮外。
フィギュアというメディアの特性
実在的である。
他のデバイス(メディア)を介さずに直接、人の神経に触れる。
それそのものの大きさが、鑑賞者の印象に影響する。
鑑賞者の肉体、及びその視覚装置のサイズとの対比によって大小を語ることができる。
高解像度。質感を持つ。(ホットなメディア?)
ライティング、周辺配置物との組み合わせによって印象が変わる。
鑑賞者の視点によっても。関与的である。(クールなメディア?)
フィギュアの評価軸
物理的側面から…
・形
・色
物語的側面から…
・外的物語性
・内的物語性
形・色
・形(≒ポーズ)
・大きさ
・空間の占め方
・精密さ
・色
・質感
・全体の配色
どちらも鑑賞者の肉体的特性、「見方」を含めて考慮すべき。
物語性
外的物語性は、そのキャラクターの「元ネタ」の物語との関わりによって生ずる物語性。
例えば、「作中の一場面を切り取りました」的な。生得的。
内的物語性は、フィギュアそのものが鑑賞者に想起させる物語性。
・「人間である」という物語性(あるいは説得力)を想起させるのは、人間の肉体に似た構造、姿、ディテール描写。
・「剣を持った兵士で、今にも斬りかかろうとしている」という物語性など。
内的物語性によって想起された物語が、外的な物語と合致し相乗的に働く、という状態が理想的である。