雑巾と思考と言語

発端

・ 雑巾と、台布巾と、タオルの違いを考えた。

前提

・ 語そのものに「意味」はない。
  語が発せられること、認識されることで何が起こるか、が問題。

参考:『生命の樹マトゥラーナバレーラ

前提2

・ コミュニケーションにおける言語の特性は、
  話し手が同時に聞き手にもなり得る、ということ。

※ 均等なコミュニケーション。
  コンピューターシステムとのコミュニケーションは、
  話し手と聞き手が交代できない。不均等。


本題

・ 布の使い分けの話。
  うちの雑巾・布巾シリーズは用途区分があいまいなので、ちゃんと区分しないと駄目だと思った。

・ 言語には「思考」「伝達」の二つの用途がある。

思考

・ 具象物を選択 or 創造し、これを特定の概念と関連づけされたものとして記憶する。

  → 語(音声言語、記述言語)は、声帯 or 手によって容易に具象化できる。
    自分で語の発話・記述をシミュレートし、自分でそれを認識することが、語を用いた思考。

  ※ 記憶は具象物を通して行う必要がある?


・ 布を用途毎に使い分けるために、用途に応じた名前をつける、という行為に相当。
  あくまで自分のために、

  雑巾:汚れがひどいものを拭く
  台布巾:テーブルとかそんなに汚れがひどくないものを拭く
  タオル:主に体を拭く


  みたいな区分をする。

伝達

・ 具象化した語を他人に提示する。
  具象物を認識させるのはすぐできる。

  自分がその具象物をどのような概念と結びつけて把握しているか、を伝えることとは別。

・ 「この布は雑巾だ、床とか比較的汚れがきついものを拭くのに使え」
  みたいな定義的な伝達をすることも手段の一つ。

まとめ


・ 特にないけど、なんか書きたかった。

読む予定の本

『思考と行動における言語』 S.I.ハヤカワ
『レトリックと人生』 G.レイコフ M.ジョンソン